息子が幼稚園年長の時、同じクラスにSくんという子がいました。
Sくんは息子の事がとても好きらしく、いつも側にいたそうです。
でも息子はひとり遊びが好きで自分の世界観を邪魔されるのが苦手です。
程々に距離感が無いと嫌なのです。
でもSくんは常に一緒が良いらしく更に、ちょっかいをかけてくるみたいでした。
幼稚園を休みたがる理由の一つが「Sくんが嫌な事を言ってくるから」でした。
はっきり「やめて」と言えない我が息子は、ひたすら我慢
言えたとしても、やめてくれないSくん
息子は怖い絵や写真などを見てしまうとトラウマになりがちです。
映像が脳に焼きついちゃうんだと思います。
当時、大流行りしていた「青鬼」ってアプリやオンラインゲーム知ってますか？？
その青鬼のゲーム実況を娘がYouTubeで見ている画面を息子が見てしまい恐怖におののいた日がありました。
いらんもん見せてもたぁ〜(o_o)
また、めんどくせぇ〜ことになったな…
私「まぁゲームやし、鬼とかオバケなんていないから大丈夫やー」
そんな言葉、息子は聞いちゃいません。
「恐怖の青鬼」に支配された自分の脳との闘いが始まったのですから。
息子は怖くて一人で部屋に居られなくなり1日中、私の後をついてまわります。
長風呂の私を脱衣所で40分くらい待ち続けるなんて何十回もあります。
数日続く事もあります。
そして急にパッタリ思い出さなくなる日が来ます。
そんなある日、Sくんが「青鬼は本当にいる」という話をしてきたらしく息子は「絶対にいないっ！」と反論したそうな。
でもSくんは「お母さんが青鬼は絶対に居るって言ってた！」と。
息子、薄れつつあった恐怖が蘇るのです。
まぁよくありますよね。
親の言うこと聞かないと「鬼が来るよ」だとか。
私も娘が「魔女」と「やまあらし」を怖がったので夜、なかなか寝ない時は「くるよ！」とビビらせて布団の中に入らせてましたから笑
ごめんよ〜〜娘(＞人＜;)
きっと息子は「お母さんやお姉ちゃんは居ないと言ったけど、Sくんは青鬼、絶対に居るって言ってたし…もしかして…青鬼いる？？？」
そんな気持ちになったり、ならなかったりしながら幼稚園時代を過ごしてたんでしょうね。
……時は過ぎ入学式。
はい、またSくんと同じクラス。
チーーン。
Sくんに「嫌だ、やめてと言っても、しつこい」から学校がイヤだとは聞いてました。
なかなか離れられない息子。
入学して初めての参観日。
私、Sくんママから声をかけられます。
比較的、大きな声で
「うちの子、〇〇くん（息子）の事が好きで、よく話聞いてますぅ〜〜〇〇くん（息子）学校あんまり来てないって聞いててぇーーどうしたんかなってぇー」
周りのママさんたちがギョッとしてます。
暗黙の了解だろっ(°▽°)
私は息子が不登校ぎみで極度にナーバスになってる時期でしたから。
何人かの仲良しのママ友さんには状況を話してましたよ。
息子の事を、とても心配してくれてたから。
息子が幼稚園の頃から休みがちなのは、クラスが同じだった方は、だいたい知っていて誰も私に聞かないようにしてるのに普通にデカい声で聞いてくるねぇ。
会釈しかしたことないのに…
うん。ごめんなさい。
私もちょっと苦手だ…(°▽°)
そして私はヘラヘラと笑い会釈をして去っていきました。
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