息子は発達障害である。
「何が苦手で出来ない」とか「これなら出来ます」「こうしてもらえると楽です」と自ら支援を求める事が今は言えない。
せめて「嫌だ」と言ったり泣いたり癇癪を起こせば周りの人は分かりやすいのに・・・
生真面目で外では忍耐強く耐えているので誰からも辛さをわかってもらえない。
「特に問題ない」と思われてしまう。
むしろ本人が「問題無い感じ」に見られたいのかもしれない。
その分、家では癇癪起こし放題の我慢しなさ過ぎ。ワガママボーイなのだ。
特性とはいえ家族は、たまったもんじゃない。
家では、あんなに感情を剥き出しにできて羨ましいな、とさえ思う。
(本人も私たちも、辛いのだけど)
でも猛烈に天使なのだ。
「猛烈に天使」の時間がほとんどだから許せるのかもしれない。
感情を爆発できる場所があって息子は幸せ者だと私は思っている。
自分と息子の環境を比べるのはお門違いなのだけど…
私は継母に精神的虐待を受けて育った為か、元々そういう人間なのか分からないけどネガティブな感情を表に出せないまま成長したと思う。
会社の上司や継母に嫌な事をされたり言われても人前で「怒る」「泣く」「嫌です」という雰囲気が出せず何も言えないままヘラヘラ笑ってしまう。
その最中に相手の怒りに対して「そんなに怒らんでもいいやん」と冷静に考え事をしたりしてしまうのだ。
だから泣くまでやっつけられてしまう事が多々あったと思う。
そして蓄積されたものが体の不調となって出るタイプ。
だから種類は違えどネガティブな感情を人に言えない息子の気持ちが少しは分かる。
私は人に頼るのが下手だし怒っている人が怖いし大人になるまで弱音を話せる人がいなかった。
子供の頃は「爆発したり泣いても良い場所」が無かったということ。
だから溜まりに溜まったストレスのおかげで弟と殺し合いのような喧嘩に発展していたのかも、と今になって思う。
ちなみに今はサバイバー仲間として何でも話し合える仲良し姉弟ですよ(๑・̑◡・̑๑)
そして高校生の時に命の恩人でもある親友との出会いで人生、変わりました。
その話は、またいずれ……(^.^)
最近の息子は「言っても大丈夫な相手」
を見分けて少しずつ言えるようになってきているように思う。
デイサービスのスタッフさんだ。
あの方たちは毎日、個性的な子供たちばかりを相手にしていて臨機応変だし知識も豊富だと思う。
個人個人の苦手を理解していて、色々な角度から支援を試みてくださる。
「え??うちの息子そんなことできるの?」って事もスタッフさんから、こっそり教えて貰えたり。
反対に小学校では皆、同じにしないといけない雰囲気が漂っていて息子はネガティブな事を言ってはいけない場所と分かっている。
皆は我慢できているのに自分は我慢できないと分かっている。
支援級で、ようやく仲良くなった先生や友達と会える居場所ができたものの、やっぱりまだ心開ける状態ではないみたい。
今の放課後デイサービスに辿り着くまで1年間で3施設を体験してきました。
子供も親も合う合わないがあるから、どこが良いかは利用してみないと分からないと思います。
息子の場合は「大人との信頼関係」が一番大事なことのようでした。
苦手な子がいる時や自分が辛い時に受け入れてくれるスタッフさんがいると安心します。
反対に「まぁ、これくらい頑張りーよ」と流そうとしたり受け入れてくれない人(学校の先生や行かなくなった放課後デイのスタッフさん)を、シャットダウンしてしまい行きたくなくなる、という仕組みとなっております。
そして私の友達や近所のおばさんたち、お医者さん、支援センターの方なども早い段階で見分けます。
自分を受け入れる人か、そうでないか。
むむむ、これは特技の一種かもしれない。
将来ヒモになれる素質が十分に備わっているではないか(°▽°)
…そんなバカなこと考えてる親です笑
いえいえ。
成長に伴って自分の特性を理解しコントロールしながら自立して欲しいです。
そして理解ある人に囲まれて心穏やかに。
失敗しても楽観視して立ち上がる強さも持って欲しい。
願いは尽きませんが私が今出来る限りの支援をしていく所存でございます(๑˃̵ᴗ˂̵)
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